腸は第2の脳と言われているのは有名な話ですが、皮膚は第3の脳と呼ばれている事がご存知ですか?
皮膚が第三の脳と呼ばれる理由とは?
あなたは、こんな経験ありませんか?
ストレスが溜まると、次の日ニキビが出来たり肌がくすんで化粧のりが悪かったり・・・
これは、ただの肌荒れではなく体からのSOSなのではないかと言われています。
皮膚を介して、体の中で起こっている事を肌で表現しているのかも?
皮脳同根という言葉を知っていますか?
皮脳同根(ひのうどうこん)とは、肌(皮膚)と脳は同じ根を持つという意味で、私たちの皮膚は脳と同じルーツを持っていると言われています。
お腹にいる赤ちゃんは細胞分裂を繰り返して成長していますよね。たった一つの受精卵が細胞分裂を繰り返して1人の人間を作り出しています。
3週目には胚葉(はいよう)と呼ばれるものができます。
この胚葉というのは、外側から外胚葉、中胚葉、内胚葉の3層からできていてこれが後の色々な器官になるのです。
脳と皮膚は同じルーツを辿っている
外胚葉・・・中枢神経・末梢神経・目・耳・鼻・表皮・皮膚・脳
中胚葉・・・骨や軟骨などの骨格系・心臓や血管などの循環系・腎臓や子宮、卵巣などの泌尿器科系
内胚葉・・・胃や腸などの消化器系・器官や肺などの呼吸器系・膀胱や尿などの尿路系
と言われています。
脳と皮膚は同じ外胚葉からできているので第3の脳と呼ばれているんですね!
人の手でマッサージすると心地よいのは脳と皮膚が同じルーツだからと言われています。
脳がストレスを受けると、皮膚に現れるとよく言われるのも外胚葉の理論からという事ですね。
皮膚の働きとは?
皮膚の総面積は成人の方で1.5〜2平方メートル。(シングル布団くらいの広さ)
肝臓の約3倍の重さ。
体重の約16%を占めています。
皮膚の主な働きとは?
①異物の侵入の阻止
②体温調整
③排泄などの様々な生理作用
まとめ
皮膚と脳が同じルーツを辿っている事がお分かり頂けたでしょうか?
肌に直接つけるスキンケアにもこだわりたいですし、毎日しっかりお手当するつもりで大切な臓器としてお肌を扱っていたわって欲しいなと思います。
皮膚に受けたストレス(刺激)は同じ根を持つ脳も受けていると言えますし、反対に脳で受けたストレスは神経を通じて肌に影響を及ぼすと考えられます。
ストレスで大人ニキビや肌荒れを引き起こしている方も多いんです。
皮膚からお手当して内側の細胞にもアプローチしていくオールハンドのマッサージは心も癒されますね。